KORG microKEY-37の修理

大きさと鍵盤数ですごく使いやすいKORGのmicroKEY-37ですが、ちらほら認識しなくなるという事象が散見されます。
ヤフオクとかでも「認識しませんのでジャンクです」なんてのがよくでています。

一応しらべると、USB3.0ポートだと認識する(出力電流に余裕がある)、ドライバ再インストールで認識するようになる、とかなんですが、今回はそれを通り越してマジで認識しなくなったmicroKEY-37を、改造で直してしまおうというものです。

なお、この改造を行うと、microKEY-37横に2つついてるUSB-Aポートは使えなくなります。
また、この改造でトドメをさしてしまったり、直らなくても自己責任でお願いします。

まず、この改造ができるかどうかしらべます。
とりあえずおもむろにPCにさして・・・

・デバイスマネージャー上で「汎用USBハブ」、「KORG microKEY-37」ともに認識されない

これが条件です。「汎用USBハブ」が認識されていると別の要因で故障してます。
(といっても3.3V系供給不能だけの状態になっているのでしたらこうなる可能性はありえますので、以下の改造を試してみる価値はあるかもです)

認識されていないことを確認したらおもむろに分解します。
分解したら、基板を調べます。ここでICが「2つ」のやつでしたら改造可能です。「3つ」のは持ってないのでわかりません。
具体的には、基板の名称が「KLM-3130」でしたら大丈夫です。「KLM-3022」でしたら今回の改造はできません。

KLM-3130ということを確認したら、基板を取り出します。コネクタ3か所、ネジ2か所を外したら取り出せます。

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ちなみにこの基板、microKEY-49、microKEY-61も同じものを使っていますので、本改造は両者にも適用できると思います。
保証はしませんが。
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基板をとりだしたら、USB-Bコネクタ横についてる「GL850G」を外します。今回の作業で一番面倒なところです。
自分がやった方法は、ハンダゴテの温度を高めにしてGL850Gのピンをすべてハンダで塗りつぶします。
マイナスドライバを利用して、USB-BコネクタをささえにしてGL850Gを押しながら、ハンダを溶かします。
見かけ上2列になっていますので、交互に溶かします。そしたらそのうちすぽんと取れます。
外したICはどうせ使いませんので外す手段は問いません。足を全部切ってから外すとかの方法もあります。

とれたら、基板上にのこったハンダは吸い取り線などで除去しておきます。

次に、以下の写真のように配線します。

全配線.jpg
(写真ではすでに3.3Vの配線が済んでいますが、それは一旦無視しておいてください)
GL850Gの端子で説明すると、26番ピンと12番ピン、25番ピンと11番ピンを繋ぎます。

次に、3.3Vを供給します。これはMB9AF312のUSB2.0ポートの基準電圧となるため必須です。

~閑話休題~
じつはここに+5Vを供給しても動くといえば動くのですが(具体的にはGL850Gがあったところの23番ピンと24番ピンをショートさせる)、
USBホスト側のコントローラー(この場合はPC本体です)に負担がかかりますので、あまりよろしくないです。
手抜きでこの方法で使う場合、念のためUSBハブをかましたほうが安全です(万一過電圧になってもハブが壊れるだけで済みます)。ハードオフで100円で転がっています。
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+3.3Vは+5Vから生成するわけですが、ここは適当な+5V→+3.3Vのコンバーターを買ってとりつけます。
Amazonとか秋月で完成品が売られてます。

DCDCコンバータ.jpg
自分が使ったのはこんなのです。
(Amazonで2個セットで590円!)

これの端子を撤去して、基板裏にこんな感じでとりつけてます。

3.3V.jpg

そしてこれの+3.3V出力を、GL850Gがあったところの24番ピンに入れます。
(さきほどの配線写真の3.3Vって書いてあるところです)

ここまで配線したら、この状態でPCに接続してみてください。
デバイスマネージャー上で、「KORG microkey-37」が認識されたらOKです。
なお、GL850Gを撤去していますので、「汎用USBハブ」は認識されません。

無事認識されたら、ふたたびmicroKEY-37の筐体に組み込んで、コネクタを接続して(3か所)、ネジ止めして、カバーを元通りににしたら完了です。

ところで故障の原因なのですが・・・よくわかりません(おい
たぶんGL850Gのレギュレータ回路に負担がかかって故障したとおもわれるのですが。


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